この記事では、奈良県の壁画が見れる場所を紹介していきます。
壁画を手がけたアーティストのSNSアカウントも掲載しているので、気になるアーティストがいれば、ぜひフォローしてみてください。
「奈良県付近で壁画を描いてくれるアーティストや組織を探している」という方にも参考になる内容です。依頼を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
※紹介している壁画の中には、現在ご覧いただけないものもあります。ご了承ください。
EIGHT SENSE
奈良県のセレクトショップEIGHT SENSEの外壁にペイントを見ることができます。国内の有名ライターなど様々な方々によるタグなどが書かれています。
EIGHT SENSEは、知識と拘りをもち世界的人気アイテムを発信する奈良県の人気ショップです。
楽雨天市場にも出店しているので、強海がある方は覗いてみてください。
▼ネットショップはこちら
>>EIGHT SENSE楽天市場店
項目 | 詳細 |
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アーティスト | – |
ショップリンク | EIGHT SENSE楽天市場店 |
住所 | 奈良県奈良市花芝町30 |
制作年 | – |
アクセス | 近鉄奈良駅から徒歩2分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/v772nXtqrbRt3MCA7 |
キトラ古墳壁画体験館 「四神の館」
奈良県明日香村にある「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」では、7世紀末から8世紀初頭に描かれたキトラ古墳の壁画を間近に体験できます。
キトラ古墳の壁画は、古代中国の宇宙観に基づいた「四神」(青龍・白虎・朱雀・玄武)や天文図、十二支像が描かれており、飛鳥時代の高度な文化や技術を感じさせる貴重な文化財です。
実物の壁画は文化庁により保存・展示されており、「四神の館」ではそれらの複製や映像展示、シアターでの解説などを通じて、歴史や制作背景を学ぶことができます。壁画アートという観点では歴史的・文化的な視点から非常に重要な「原点」といえる存在です。
項目 | 詳細 |
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アーティスト | 古代壁画(作者不詳) |
住所 | 奈良県高市郡明日香村阿部山67−67 |
制作年 | 7世紀後半〜8世紀初頭 |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約15分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/uwGr5wfCAZdeZJjk9 |
高松塚壁画館
高松塚古墳(7世紀末~8世紀初)に描かれた極彩色の壁画を、忠実な複製で楽しめる専門展示館。原寸大の石室模型や精密な模写レプリカ、副葬品の模造展示を通じて、古代アスカ時代の文化や信仰をリアルに体感できます。特に西壁の「飛鳥美人」女子群像や四神像、天井の星辰図など、当時の高度な技術・美意識の粋が詰まった空間です。
壁画本体は修理中で高松塚古墳に残されておらず、館内展示は模写や模型。1972年発掘当初の記録を基に、画家20名が前田青邨・平山郁夫ら監修の下、忠実に再現しました
壁画は、中国や高句麗・百済など大陸文化と深く繋がっており、漆喰塗布や遠近法、立体感を駆使した高度な技法に驚かされます。男女各4名ずつ、計16名の群像、四神、星宿図は、当時の王族儀礼や暦象観測と結びつく貴重な資料です。
石碑や副葬品(太刀金具、鏡、木棺部品など)もレプリカながら展示され、被葬者の高貴さや埋葬儀礼の様子を浮かび上がらせます。2024年には壁画修理作業室の一般公開が文化庁主導で行われるなど、保存と公開の両立を図る取り組みも進行中です。
項目 | 詳細 |
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アーティスト | 発掘当時の記録を基に、20名の画家(前田青邨・平山郁夫監修) |
住所 | 奈良県高市郡明日香村平田439 |
制作年 | 模写・再現:1970年代 (発掘1972年~) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩12分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/FBP3PR5EKgRnNCwV7 |
古墳カフェMidoroの内装
古墳カフェMidoroの内装に絵本作家・谷口智則さんによるペイントが施されています。
ライブペインティング形式で描かれた本作は、動物たちの頭や背中から庭の花や草が伸びていくようなモチーフが印象的で、自然と命のつながりをやさしく語りかけてきます。柔らかく温もりのある色合いは、このカフェがもつ穏やかであたたかな空気感をそのまま映し出しています。
項目 | 詳細 |
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アーティスト | 谷口智則(絵本作家) @tomonori_taniguchi |
住所 | 奈良県御所市古瀬904 |
制作年 | 2023年(春頃)年 |
アクセス | 近鉄吉野線「薬水駅」から徒歩約8分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/1tCgP6dXtsGHaoDXA |
三郷町役場ウォールアート
三郷町役場庁舎壁面に描かれた大規模なウォールアートは、町内の住民や子どもたちが手形や色塗りで参加しました。
色彩豊かでポップな表現が印象的です。
項目 | 詳細 |
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アーティスト | 今川咲恵(ワンセブンプロジェクト協働、壁画作家) @sakieimagawa |
住所 | 奈良県生駒郡三郷町勢野西1‑1‑1(三郷町役場) |
制作年 | 2023年11月(ペイントは10月28〜29日)年 |
アクセス | 近鉄信貴山下駅から徒歩約2分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/Mqum4zzmggDgbw5Y6 |
法隆寺駅 金堂再現壁画〈斑鳩町〉
JR法隆寺駅の南北自由通路に展示されている「法隆寺金堂再現壁画」は、2021年に聖徳太子1400年御遠忌を記念して設置された作品です。
この壁画は、1949年の火災で焼失した法隆寺金堂内部の壁画を、東京国立博物館が所蔵する写真資料を元にフィルムで復元・再現したものです。「阿弥陀浄土図」や「弥勒菩薩像」、天女「飛天」などの仏画がガラス面に描かれ、訪れる人々を静かに迎えています。
再現壁画は、斑鳩町の文化発信の一環として制作され、2026年までの期間限定展示となっています。通勤通学の駅構内で、間近に国宝級の仏画を体験できる貴重な空間です。
項目 | 詳細 |
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アーティスト | 作者不詳(飛鳥時代) 再現:自治体・文化機関による共同制作 |
住所 | 奈良県生駒郡斑鳩町興留9丁目1 JR法隆寺駅南北自由通路 |
制作年 | 2021年 |
アクセス | JR法隆寺駅構内直結 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/nWxCrEa3SNvkgnHm9 |
最後に
奈良県には、飛鳥時代の貴重な古墳壁画から現代アーティストによるストリートアートまで、多様な壁画文化が息づいています。歴史と芸術が交差する空間は、過去と現在をつなぐ貴重な体験の場です。
時代を超えた「壁画のまち・奈良」で、アートの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
このサイトでは、他の都道府県の壁画も紹介しています。気になる方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
▼日本で見れる壁画を都道府県ごとに紹介した記事
>>日本で見れるウォールアートやストリートアートまとめ

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