この記事では、宮城県の壁画が見れる場所を紹介していきます。
壁画を手がけたアーティストのSNSアカウントも掲載しているので、気になるアーティストがいれば、ぜひフォローしてみてください。
「宮城県付近で壁画を描いてくれるアーティストや組織を探している」という方にも参考になる内容です。依頼を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
※この記事で紹介している壁画は、現在見ることができない場合があります。ご了承ください。
シアターキネマティカ 壁画
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シアターキネマティカには、世界的に有名なブラジルのストリートアーティスト「オスジェメオス(Os Gêmeos)」による壁画が描かれています。
この壁画は、REBORN ART FESTIVALの一環として制作されたもので、石巻の復興と地域の新たな魅力をアートで発信するプロジェクトのひとつです。
REBORN ART FESTIVAL(リボーンアート・フェスティバル)は、宮城県石巻市や牡鹿半島を舞台に開催される、アート・音楽・食を融合させた総合芸術祭です。2017年に初開催され、以降隔年で行われています。
項目 | 詳細 |
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製作者 | オスジェメオス(Os Gêmeos) |
住所 | 宮城県石巻市中央一丁目3-12 シアターキネマティカ |
制作年 | 2022年 |
アクセス | 石巻駅から徒歩約10分 |
マップ | Googleマップで開く |
ダイコクヤの壁面アート(仙台市)
仙台市青葉区二日町にある老舗のユニフォーム販売会社・ダイコクヤのビル壁面には、アーティスト・さとうたけしさんが制作した鮮やかなアートが描かれています。
このアートは数年ごとにリニューアルされるため、定期的に新鮮な気持ちで楽しめるスポットです。
項目 | 詳細 |
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製作者 | さとうたけし |
住所 | 宮城県仙台市青葉区二日町5−28 |
制作年 | 不定(数年ごとに更新) |
アクセス | 地下鉄南北線「北四番丁駅」から徒歩約3分 |
マップ | Googleマップで開く |
詳細記事 | https://tohoku360.com/daikokuya/ |
街なかキャンバスプロジェクト壁画「原点回帰」(石巻市)

「原点回帰」は、石巻のランドマークであり続ける石ノ森萬画館を中心に、これからもクリエイティブな発信源であり続けてほしいという願いを込め、地元出身のアーティストユニットKUMAKANが制作しました。
背景には宇宙をモチーフにした壮大なデザインと、石ノ森章太郎作品『青いけもの』のキャラクターも登場するなど、地域文化を色鮮やかに表現した注目スポットです。
項目 | 詳細 |
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製作者 | KUMAKAN(地元アーティストユニット) |
住所 | 宮城県石巻市中央二丁目5-7(まんがる堂外壁) |
制作年 | 2023年 |
アクセス | 石巻駅から徒歩約15分 |
マップ | Googleマップで開く |
詳細記事 | https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000079726.html |
海岸線の美術館(石巻市雄勝町)
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宮城県石巻市雄勝町にある「海岸線の美術館」は、東日本大震災後に建設された防潮堤をキャンバスに見立てたアートプロジェクトです。
高さ最大10m、全長約3.5kmの巨大な壁面に、地域の子どもたちやアーティストたちが色とりどりの壁画を描いており、震災復興や地域の魅力発信の場として注目されています。
「世界一長い美術館」として、今後も作品を増やしていく構想があり、公式サイトでは壁画パトロンの募集も行われています。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 地域住民、アーティスト、学生など |
住所 | 宮城県石巻市雄勝町上雄勝2丁目22 |
制作年 | 継続中(2016年頃~) |
アクセス | 石巻駅から車で約45分 |
マップ | Googleマップで開く |
公式サイト | https://kaigansennobijutsukan.com/ |
よがさきおはじきアート(七ヶ浜町)
宮城県七ヶ浜町の「よがさきおはじきアート」は、東日本大震災からの復興を機に生まれた防波堤アートです。地域の人々の手で色とりどりのおはじきが並べられ、100mにもおよぶ壮大なアート作品が誕生しました。
描かれているのは、代ヶ崎浜の子どもたちを小魚に見立てた、未来への冒険の物語。地域のつながりと希望を伝えるアートです。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 地域住民と協力団体 |
住所 | 宮城県宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜西21−33 カメイ広場 |
制作年 | 震災後(具体年不明) |
アクセス | 多賀城駅または仙石線下馬駅から車で約20分 |
マップ | Googleマップで開く |
公式投稿 | Instagram投稿を見る |
みちのく縄文橋
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みちのく縄文橋は、山王史跡公園と国道398号線を結ぶ観光専用のトンネル型の橋です。橋の内側には壁画が描かれており、直径3.5m・全長31.5mの空間に縄文文化と地域の歴史が表現されています。
項目 | 詳細 |
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住所 | 宮城県栗原市一迫真坂清水田川4−1 |
Googleマップ | リンク |
玉川第六砂防堰堤
山形県の玉川にある堰(ダム)の護岸に龍が描かれています。
古くから水を司る龍神を信仰してきた地域の人々の思いが込められており、災害を鎮め、暮らしの安全を願う祈りの象徴として制作されました。背景には、度重なる鉄砲水や土砂災害に悩まされてきた土地の歴史があり、江戸時代の古文書にもその信仰の記録が残されています。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 不明 |
住所 | 山形県東田川郡庄内町立谷沢玉川1−67 |
制作年 | 不明 |
アクセス | – |
マップ | https://maps.app.goo.gl/3s3FepqAb4sWhRNb9 |
多賀城市役所東側の壁画(多賀城市)
多賀城市役所の壁画が完成しました!壁面には、多賀城市内で見ることのできる様々な季節の植物や、生き物たちが登場しています。 ぜひ絵をみて、市内を散策していただけたら嬉しいです。 pic.twitter.com/PJx56DMAh0
— 浅野友理子 (@asanoyuriko) April 8, 2022
多賀城市役所の東側にある壁面には、地元の自然をテーマにした美しい壁画が描かれています。
サザンカ、アヤメ、キジ、サケなど、多賀城市内で見られる植物や生き物がアクリル絵の具で描かれ、四季折々の風景を感じられる作品になっています。
壁画を手がけたのは、多賀城市在住の画家・浅野友理子さんです。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 浅野友理子(画家) |
住所 | 宮城県多賀城市中央2丁目1−1 多賀城市役所 東側 |
制作年 | 2022年4月 |
アクセス | JR多賀城駅から徒歩約10分 |
マップ | Googleマップで開く |
Art Standing in SENDAI(仙台市広瀬川河川敷)
仙台市の広瀬川河川敷にある「Art Standing in SENDAI」は、画家・中川和寿さんと地元の子どもたちが共同制作した壁画プロジェクトです。
コロナ禍で多くの制限を受けていた学生たちにアートの機会を提供しようと、200人を超える小中学生が参加。完成後には地元商店街と連携したイベントも開催され、700人以上が来場しました。
クジラや仙台の四季、そして広瀬川の風景を描いたこの壁画は、地域と子どもたちのつながり、そして未来への希望を象徴しています。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 中川和寿+近隣小中学生(200名以上) |
住所 | 宮城県仙台市若林区河原町1丁目6-1付近 広瀬川堤防沿い |
制作年 | 2021年 |
アクセス | 河原町駅から徒歩約5分 |
マップ | Googleマップで開く |
公式サイト | Art Standing in SENDAI |
White Deer (Oshika)(石巻市牡鹿半島)
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壁画ではなくオブジェですが、大きく神秘的な姿が魅力的なので紹介します。
石巻市牡鹿半島の萩浜に設置された「White Deer (Oshika)」は、現代美術作家・名和晃平さんによる巨大な白い鹿の彫刻です。
海を背に静かに佇むその姿は、神話のような世界観を感じさせ、訪れる人々に深い印象を与えます。Reborn-Art Festivalの作品のひとつとして設置され、地域と自然、そして芸術をつなぐ象徴的な存在です。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 名和晃平 |
住所 | 宮城県石巻市荻浜 |
設置年 | 2017年(Reborn-Art Festival) |
アクセス | 石巻駅から車で約60分 |
マップ | Googleマップで開く |
公式情報 | Reborn-Art Festival公式 |
株式会社グリーンハウザー 倉庫壁面アート
宮城県のJR仙石線沿いに、地域への感謝をテーマにした大型壁画が完成しました。
地元・宮城野高等学校の生徒たちが、夏の暑さや強風にも負けず、約10回にわたって制作に取り組んだ作品です。
木のぬくもりと成長をモチーフにしたデザインは、美術科2年生・森さんが担当。
全長10メートル×高さ2.5メートルに及ぶ迫力あるアートは、中野栄駅と多賀城駅間の車窓から楽しむことができます。
項目 | 詳細 |
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製作者 | 宮城野高等学校 美術科の生徒たち |
住所 | 宮城県仙台市宮城野区中野字上小袋田18番1 株式会社 グリーンハウザー 住宅事業部 @greenhouser_sendai |
制作年 | 2023年11月 |
アクセス | 中野栄駅から徒歩16分 |
マップ | https://maps.app.goo.gl/EeFe42AHMicgsAEc9 |
まとめ
宮城県内には、震災復興や地域の魅力発信を目的とした壁画・アートプロジェクトが数多く存在します。
世界的アーティスト・オスジェメオスの作品から、地元学生による参加型の壁画まで、アートを通じて地域とつながる取り組みが広がっています。
駅近くで見られる作品や車窓から楽しめる巨大壁画、自然と調和する彫刻作品など、訪れるだけで心が豊かになるスポットが満載です。観光の際には、ぜひ足を運んでみてください。
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